国民生活センターの情報をチェックしよう
国民生活センターのホームページを見ていると、最近の消費者トラブルの動向や商品テストの結果などを知ることができ勉強になります。何かトラブルに遭ったときだけでなく、普段からチェックする習慣をつけると安全・安心な生活に役立つと思います。
2009年4月には新手の振込み詐欺の事例が報告されていました。以前行なったリフォーム工事の保証業者を名乗る電話が入り、保証金を返金するためインターネットバンキングに申し込ませるというものでした。送られて来た申込書にはあらかじめ暗証番号などが記入されており、その口座が開設したら逆に預金を引き出そうという手口だったのです。
このケースでは銀行から「この申し込みは送金専用となります」と連絡をもらったことで被害を未然に防ぐことができましたが、振り込め詐欺の手口も大変手の混んだものになってきていると感じました。特に今は振り込め詐欺対策が強化されていますから、ATMから振り込ませる以外の手段で攻めてきたのですね。こうも次から次へと本当によく新しい手口が出てくるものです。
しかしこうして新手の犯罪手口を知っておくことで、自分にそれがふりかかって来た時に気付きやすいと思うのです。やはりこのような情報は多くの人と共有すべきですね。また国民生活センターの事例報告には、被害に遭わないためのアドバイスや助言も載せられています。トラブル回避のために気をつけておきたい事柄を、日頃から家族で話し合うとよいですね。
消費者トラブルは子どもから高齢者まで、誰でも巻き込まれる可能性があります。その可能性を最小限に抑えるため、最新情報をこまめにチェックし、皆で共有しておきましょう。