エステでの被害

 

こんな不景気の時代にも、エステに通う若い女性は相変わらず多いと聞きます。エステと言っても美顔や痩身、脱毛などその内容は様々、そしてエステでの苦情や被害相談も実に様々なものが全国にある消費者センターや国民生活センターに寄せられています。どんな内容の被害が出ているのか、その事例を以下に紹介したいと思います。

 

ケース1:にきびが治るというエステで超音波とパックの施術を受け、1年後には悪化し顔が真っ赤に腫れてしまった。
40万円も費用がかかったが、その後医者に受診したら「エステでの施術が悪化の原因」と言われた。

 

ケース2:肌の角質を酸で溶かしてつるつるにするケミカルピーリングを行なっている全国のエステを調べた結果、基準値より酸性が強い薬や濃度の濃い薬を使っている店舗がいくつかあった。
その強い酸で肌を刺激すると、かゆみや発赤がみられる。

 

ケース3:脱毛関係では、光脱毛で客の女性にやけどを負わせたエステ経営者が逮捕されたことがある。
また本来医師の有資格者が施すべきレーザー脱毛を、無資格者が行ない客にやけどを負わせた例もある。
安全で痛みもない、と広告していたため、嘘の宣伝を行なっていたことになる。

 

ケース4:バストアップの施術を希望する女性からの電話連絡に対し、費用は30万位、と告げて来店させ、お得なコースと偽って80万円の契約を交わした。
下着や栄養食品など、説明になかったものまで買わされることになった。

 

この他、今年に入ってから国民生活センターで公表されたものに「ホクロ取り」の危害があります。エステで施術をしてもらったらやけどをしてしまった、ネット販売でホクロ取りクリームを購入して使用したら皮膚がただれてしまった、などの被害が報告されています。ホクロを取るなら専門医で、また個人輸入したクリームの使用や民間療法的な処理は危険、とのアドバイスがされています。

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