無料商法について

 

多くの人は「無料」とか「タダでプレゼント」という言葉になんとなく魅かれてしまうのではないでしょうか。しかし「タダほど高いものはない」とはよく言ったもので、無料商法といった消費者トラブルに巻き込まれているたくさんのケースが国民生活センターでも報告されています。

 

無料商法の手口には主に「訪問型」と「誘い込み型」の2つのタイプがあります。訪問型とは消費者の家に「無料点検です」などと言って訪問し、点検結果が悪かったことを告げて新しい商品を買わせる手口です。

 

ふとんにダニがわいているからと新品の布団を買わせたり、水道に赤錆が出ていると言って浄水器を買わせたりします。

 

次に誘い込み型ですが、こちらは電話で無料体験などの情報を流し、営業所に誘い出して高額な商品を買わせる手口です。エステの勧誘や化粧品、貴金属や宝飾品の購入を迫られます。

 

特にお年寄りが家庭訪問による無料商法で騙された場合、相手が親切にしてくれたとか自分も悪かったのだからとクーリングオフをためらうケースもあるようです。しかしこちらは親切にしてもらったと思っていても、悲しいことに親切な対応で消費者に同情を抱かせるのも悪徳業者の手口の一つなのです。

 

無料商法のクーリングオフ期間は8日間なので、被害に気付いたらためらわずにクーリングオフすることをおすすめします。迷ったら全国の消費者センターや国民生活センターの相談窓口に連絡してみてください。
アドバイスが受けられると思います。

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