デート商法について

 

恋心を逆手に取って高額なものを売りつけるなんて、本当に許せない行為です。デート商法はインターネットや電話などで知り合った異性と会う約束をし、宝石販売会場などへ連れて行かれて高い買い物をさせられる悪徳商法です。

 

被害者は相手に気に入られたい気持ちがあったり、相手が自分と付き合っていると思い込んだりしているので、好印象を与えようと商品を買ってしまうのです。しかし実際は、高額で購入した商品のほとんどが価格に見合わない安物だそうです。

 

デート商法の巧妙な点は、クーリングオフできる契約から8日間はこまめに相手からの連絡も入るのですが、クーリングオフ期間が切れるとぱったり連絡が取れなくなることです。騙されていたかも、と気付いた時には手遅れになっているパターンが多いのです。自分は好意を持っていた相手ですから、「騙されていた」と認めたくない気持ちもあるのでしょうが・・・

 

国民生活センターのホームページでは、最近の事例としてメル友になった異性が販売員だった話や知り合った異性の職場に連れて行かれて競馬ソフトを買った話が挙げられています。

 

デート商法と聞くと被害者は男性が多い感じがしますが、実際は女性の被害者もかなり出ているようです。男性は出会い系サイトでの出会いをきっかけに、女性は電話アンケートで話がはずんで会うことになる、というパターンがよく聞かれます。

 

しかし同じく国民生活センターのホームページに掲載されている相談件数の推移を見ると、デート商法による被害は年々減少傾向にあるようです。

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