ワンクリック登録は立派な犯罪

 

本来、契約というのは消費者の意思なくして交わせないものです。それをインターネット上のサイトをクリックしただけで登録させられ料金の請求まで来るなんて、本当ならあり得ない話なのです。

 

しかしワンクリック詐欺に関する相談が、全国各地にある消費者センターや国民生活センターにはたくさん寄せられています。こちらの同意なく勝手に契約を交わそうとするワンクリック詐欺は立派な犯罪ですから、嫌な気分にさせられる以上の被害に遭わないためにも無視の対応がベストとなります。

 

パソコン上での契約には特定商取引の表示が義務付けられており、この表示がないサイトは違法サイトと言えます。主な表示内容は、事業者名、住所、連絡先、運営責任者、取り扱い商品、返品特約などです。

 

またインターネット上で契約を結ぶ際には、消費者が申し込み内容を確認する措置をとらなかった場合、消費者の操作ミスによる契約は無効となります。そのためネット上の正式な契約では申し込みの確認画面があり、そこで「申し込む」をクリックし、さらに利用条件などの表示に対して「同意」しなければ契約は成立しないようになっています。消費者には2重の確認がとられ、間違いなく申し込む意思があるのか確かめられるわけです。

 

このように見ても、ワンクリック詐欺は正式な申し込みや契約とは程遠いものです。相手にしないのが一番です。不安に感じたら、国民生活センターのホームページで相談事例を見てみるとよいかもしれません。

 

心配だからと言って業者に確認を取ってみようなんて思わないでください。業者に連絡を取れば、いいカモにされてしまいますよ。

このページの先頭へ戻る