訪問販売の被害

 

一言で訪問販売と言っても、その手口やアプローチ方法によってかたり商法や無料商法、新聞拡張団などに細分されます。

 

かたり商法では「水道局の方から来ました」「役所の関係者です」などと言って正式な機関を装って来訪し、相手を信頼させた上で関係商品を高額で売りつける手口です。

 

無料商法は、布団や水道、屋根裏などを無料で点検すると言って「ダニがわいている」「錆びが出ている」などと偽の結果を伝えて相手の不安心をあおって商品の購入やリフォーム契約を結ばせる手口です。

 

特に住宅リフォームに関するトラブルは深刻で、国民生活センターのホームページでも多く取り上げられています。住宅リフォームの相談内容では訪問販売が多くを占め、相談件数も年々増えているそうです。

 

このように何かとトラブルを起こしやすい訪問販売ですが、昔からあるように突然の訪問で商品を売って行くだけでなく、最近では事前に電話でアポを取った上で家庭訪問を行ない無駄を減らす悪徳業者が多くなっています。手当たり次第に訪問するより効率的な手口で迫ってくるのです。

 

電話や事前訪問で多いセールストークは「無料で水道管の点検をしています」「ホームクリーニングを行なっています」「マンションの管理会社からの依頼で伺っています」などです。そこでこちらの反応が良いと、業者が商品を持って訪問してきたり、後日アフターサービスに来ましたなどと言って次々と商品を売りつけられたり、といったケースも出てきます。

 

訪問販売で多い商品は布団、浄水器、ホームクリーニングサービス、屋根工事、健康食品、新聞などです。新聞については1ヶ月無料と嘘をついて契約を結ばせる手口が最近発生しているようなので、注意してください。

 

国民生活センターのホームページで挙げられている事例を見ておくと、自分が次の被害者にならないための参考になると思います。

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