キャッチセールス
消費者トラブルの代表格として皆さんがよく知っているのが「キャッチセールス」ではないでしょうか。街中で突然アンケートや肌の診断などと声をかけられ、そのまま営業所などに連れて行かれて高額な商品を契約させられてしまうキャッチセールス。
これは明らかな法律違反であることと、キャッチセールスに警戒している人が増えたためか、国民生活センターの報告では被害者数は減少傾向にあるようです。しかしいくら減少しているとは言え、未だにキャッチセールスの被害に遭っている人はいます。
国民生活センターに寄せられた情報から、被害者は20代から30代に多く、女性ではエステや化粧品の契約に関して、男性では絵画の購入に関しての相談が上位を占めているようです。
ではキャッチセールスの被害に遭わないようにするためには、どんなことに気を付けていればよいのでしょうか。まず街中ではキャッチのターゲットにされないためにスキのない歩き方をしましょう。2人以上で歩く、目的地に向かって気をそらさずに歩くなど、声をかける隙を与えないことが大切です。
そして街中でアンケートを求められたら断るのが無難ですが、もし回答することになってもむやみに個人情報を書き込むことはやめましょう。キャッチセールスの勧誘アンケートでは、年齢や商品への興味の有無、住所やメールアドレスなどがチェックされています。アンケートの内容にあまり細かく回答すると、そのジャンルに興味があると判断され「ダイエットモニター募集」「美顔器モニターへの参加」などの話が出され、後日約束を取り付けられることもよくあります。あまり正直に回答してしまうのも消費者トラブルを避ける意味では困り者です。