フィットネス器具、効果あり?

 

テレビショッピングでマッチョな外人さんが体を引き締める様々な器具を紹介しているのを見たことがあるでしょうか。部屋に居ながらウォーキング運動ができるマシン、寝転んだ姿勢で骨盤のゆがみが正されるという金魚運動マシン、お腹にパルス電流を流して筋肉を収縮させて腹筋運動効果を上げるというEMSベルトなど、一見魅力的なフィットネス器具が何種類も売り出されています。

 

しかしラクして運動したのと同じ効果が表われるなら、フィットネスジムで一生懸命汗を流している人の努力はどうなってしまうのでしょう。さらにこれらのフィットネス器具の中には、使用者に怪我をさせてしまう被害が出ているものもあるのです。

 

EMSベルトに関しては、使い方によっては筋肉の炎症ややけどを起こす可能性がある、と国民生活センターが発表しています。国民生活センターが商品テストを行なった結果、足がつるなどの不可解な筋肉痛も起こす可能性が挙げられました。楽して痩せる代償としては危険すぎる内容です。

 

このようなベルトに限らず、日本ではおよそ7割の世帯で平均して2.4種類のフィットネス器具を持っていると言われています。しかし半数の家庭では「ほとんど使っていない」というのが現状のようです。

 

ほとんど使っていないと言われるのは自転車こぎ、ランニングマシン、足踏みステップ、金魚運動マシンなどが多く、これでは使わない粗大ゴミを買ったのと同じですね。

 

ちなみにEMSベルトは日本国外でも批判や警告を受け、業者側が新聞にお詫び広告を掲載していました。良い商品だと信じて購入したのにこのような結果になるのはとても残念なことですよね。

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