ワンクリック詐欺の被害
インターネットや携帯サイトを利用する20代~40代に被害者の多いワンクリック詐欺。特に出会い系サイトやアダルトサイト利用者に多い被害のようです。
これはサイトを開くためにクリックしただけで「登録完了」の画面が出てきて、利用料金を請求されるものです。もちろんこちらの同意を得ずに登録することは法的にはできませんから、利用料金を払う義務もなく、明らかな架空請求です。
しかし登録完了画面では、こちらのプロバイダ情報や携帯電話であれば固体識別番号などまで表示されるケースもあり、「どこまで自分の情報が漏れてしまったのだろうか」という不安をあおる手口となっています。
実はここで表示されるプロバイダ情報やIPアドレスなどは、パソコンの知識を持った人なら誰でも入手できる情報だそうで、ここから個人を特定する情報が漏れることは一切ないそうです。実に巧妙にこちらの不安をあおって料金を支払わせようとしますが、そんなに不安になる必要はないことが国民生活センターのホームページを見てもわかります。
悪徳業者は入手したたくさんのアドレスからアットランダムに自動送信しているのでしょうか、なんと国民生活センターにも架空請求メールが届いていたそうです。実際に国民生活センターのホームページでそのメールを見ることができますが、それを見るとワンクリック詐欺なんて「無視」するに限る、という気持ちになります。身に覚えのないサイトへの登録や利用料金の請求などはまったく気にしなくてよいのです。