国民生活センターと消費センター

 

私たちの暮らしは様々な技術の発達によって日々快適に進化しています。毎日の生活に欠かせない「買い物」も、通信販売やインターネット販売など、家にいながらにして済ますことができるようになりました。カード決済にしておけば現金を支払う手間もありませんし、自宅まで商品が届くというのも大変便利です。

 

しかし便利になっていくのはありがたいことですが、買い物スタイルの多様化に伴って消費者と事業者とのトラブルが多くなってきているのも見過ごせない事実です。商品自体の問題であったり契約内容の問題であったり、トラブルの内容もとても複雑になっています。

 

そんな問題が溢れている中で、私たち消費者が安心して生活を送れるよう様々な情報を提供してくれるのが国民生活センターです。国民生活センターでは消費者の苦情処理や商品のテストのほか、私たちの生活に関わるいろいろな調査研究を行ない、メディアを通じて情報を提供しています。

 

国民生活センターと同じような機能を持つものに消費者センターなどがありますが、こちらは地方公共団体が設置しているものです。消費者センターは全国各地にあるので、私たちにとって身近な存在と感じるかもしれません。設置する団体によって名称は様々で、消費生活センターや生活科学センターなどと呼ぶ地域もあります。

 

消費者センターと国民生活センターでは消費生活に関する情報の共有をして常に連携しています。しかし消費者センターは、国民生活センターの支部というわけではありません。

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