日焼けマシンって大丈夫なの?

 

紫外線と皮膚がんの関係が広く知られるようになり、ここ数年は夏にUV対策としてアームカバーを購入する人が増えています。多くの女性がなるべく日焼けをしないようにと、日頃から心がけているようです。

 

しかし若い人の間では、相変わらず日焼けした肌は健康的でかっこいいというイメージが根付いているようで、海水浴シーズンを迎える前には日焼けサロンを利用する客数が伸びています。日焼けマシンは安全性を謳っているものが多いので、きれいに安全に焼きたいと思っている若者にはなおさら魅力的なのです。

 

しかし実はこの日焼けマシンを利用した人の中に、やけどや皮膚障害の被害を受けている人もいることをご存知でしょうか。国民生活センターのまとめによると、日焼けサロンや家庭用日焼け器による被害が年に10数件出ているそうです。

 

その多くは10代から20代の若者で、安全という説明を受けているためマシンの危険性をまったく意識していなかったというケースがあります。中には紫外線に対して正しくない情報を利用者に提供しているサロンもあったようです。

 

人工日焼け(国民生活センターでは日焼け器機による日焼けをこう呼んでいます)の場合、すぐに肌がボロボロになったり皮膚がただれたりということがなくても、何十年後に急激な皮膚の老化が起こります。そして皮膚疾患の原因になることもあります。ファッションのひとつとして人工日焼けを考えている人は、消費者センターなどに寄せられている被害相談を見た上で慎重に検討してください。

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